とは言っても、美容師を再び目指す道は簡単なものではありませんでした。給与も少なく、日中は一人前のスタイリストになるために美容師見習いとし無我夢中でレッスンを積み重ね、夜はお金を稼ぐためにバーテンダーとして生計を立てていました。
美容師として働き始めて5年が経った頃、ようやく実力が認められ、お店の中で独立を果たし、一前のスタイリストとして充実した毎日を送るようになりました。しかし、その充実とは裏腹に独立への想いが強かったため、開業資金を貯めるためにバーテンダーは続けていました。
そして、月日は経ち、開業資金が貯まった31歳に独立開業しました。しかし、それまでの順風満帆な毎日はそう長くは続きませんでした。開業してから2年が経ったとき、閉店を決意し、悔しさや悲しさを感じる挫折を味わいました。
【他のエピソードはこちら】
Episode １ 〜思い出す18歳の記憶〜
Episode ２ 〜思い出す18歳の記憶〜
Episode ４ 〜フリーランスと、傷心と、自分と〜
Episode ５ 〜美しさは喜びを作り、未来を照らす〜
